カナダへの25%関税の影響
その時にカナダの製材工場は、どう対処するか非常に難しい問題だと思います。
仮に関税がかかった場合、それが少なくとも1年続くというのを前提に考えた場合、アメリカでのカナダ産木材の競争力が落ちた場合に全生産量の 70%がアメリカに依存しているカナダ側としては工場閉鎖等が考えられ、カナダにおける木材の生産量が落ちると思われます。
その場合に日本に対する影響はどうかということですが、
生産量が落ちた分だけ日本向けの木材の量も減ってくると思われます。
もちろん比率は上がるかもしれませんが、かなり生産減少の分に近いパーセンテージ日本向けが減ってくると思います。
今日本に入ってくるツーバイフォー用の木材は、ほとんどがJグレードと言うカナダの木材の10%弱のグレードの高いものが入っているので、
生産量が落ちた分だけ、日本向けのJグレードも少なくなると思われます。
これは非常に日本向けとしては大きい影響があると思います。